2014年4月1日火曜日

テストのために,DebianにWordpressをセットアップしてみた.

Raspberry Pi上のDebian Linux

現在,私はRaspberry Pi上でDebian Linuxを稼働させています.お手頃価格で省エネで良いと思っています.
さて,そんなDebianで,Apache + PHP5 + MySQL をベースにしてWordpressをセットアップしてみました.公開用ではなく,Webサイトのテスト用であったため通常の80番ポートではなく,81番ポートでの運用のために設定を行いました.
至って普通のやり方であるため特に新規性はありませんのであしからず..

要項

  • バックエンドにApache2, MySQL
  • 81番ポートでの運用
  • /var/www81/wordpressに設置
  • http://localhost:81/wordpressのURLアクセス

必要事項のインストール

apt-getで必要な物をまずインストールしました.私の環境下では既にapache2とmysqlはインストール済みであったため,PHPのインストールです.
sudo apt-get install php5 php5-mysql

もし,apache2やmysqlがインストール済みでなければ併せてインストールする必要があります.
sudo apt-get install apache2 mysql mysql-server
なお,Apache2やMySQLの基本的な初期設定については,ここでは割愛します.

Apacheの設定

80番ポートではなく,81番ポートに設置するためVirtual Hostで81番向けのサイトを設定しました.
まず,公開用のファイルを設置するディレクトリを作成します.ついでにパーミッションも設定しました.
sudo mkdir /var/www81
sudo chown www-data:www-data -R /var/www81
sudo chmod g+w -R /var/www81

/etc/apache2/sites-avairableに次のようなファイルを作成しました.ファイル名はとりあえずdefault-81にしました.
Listen 81
<VirtualHost *:81>
        ServerAdmin webmaster@localhost
        DocumentRoot /var/www81
        <Directory />
                   Options FollowSymLinks
                   AllowOverride None
        </Directory>
        <Directory /var/www81/>
                Options Indexes FollowSymLinks MultiViews ExecCGI
                AllowOverride None
                Order allow,deny
                allow from all
        </Directory>
        ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error81.log
</VirtualHost>
Options にExecCGIを記述してCGIの実行を許可していています.
Apache2に81番ポートのVirtualHostを有効化して,リセットします.
sudo a2ensite default-81
sudo service apache2 restart

MySQLの設定

管理者権限でMySQLにログインして,データベースを作成します.データベースの文字コードはUTF-8になっています.
mysql> create database wordpress_db;

Wordpressのインストールと設定

ターミナルから

Wordpressをダウンロードして,解凍,該当ディレクトリに設置(インストール)します.今回は/var/www81/wordpressとしました.
wget http://wordpress.org/latest.tar.gz
tar -xvzf latest.tar.gz
mv wordpress /var/www81
tarコマンドで展開するとwordpressディレクトリが現れます.それを/var/www81にコピーしました.今回はディレクトリ名をwordpressのままにしましたが,適宜好きな名前に変えましょう.
それではwordpressの設定を行います.設定ファイルのサンプルから設定ファイルwp-config.phpを変更します.
cd /var/www81/wordpress
cp wp-config-sample.php wp-config.php
emacs wp-config.php # 好きなエディタで開く
wp-config.phpを次のように変更します.
/** The name of the database for WordPress */
define('DB_NAME', 'wordpress_db');

/** MySQL database username */
define('DB_USER', '#ユーザー名');

/** MySQL database password */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');

/** MySQL hostname */
define('DB_HOST', 'localhost');

/** Database Charset to use in creating database tables. */
define('DB_CHARSET', 'utf8');

/** The Database Collate type. Don't change this if in doubt. */
define('DB_COLLATE', '');
データベース名(DB_NAME)やユーザー名,パスワードなどは適宜変えてください.
次の” Authentication Unique Keys and Salts.”の項目は,秘密鍵を登録するようですね.https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/ で鍵を作成できるようですので,これをそのままコピーしておきましょう.

Webブラウザから

インストールを完了させるために,http://サーバのアドレス:81/wordpress/wp-admin/install.phpにアクセスしましょう.:81は81番ポートだからですね.
こんなページが現れました.
サイトのタイトル,ユーザー名,パスワード,メールアドレスを入力して次に行きましょ,これでインストールは一旦完了のようです.

わかりやすいWikiを参考に

基本的にここの焼き直しになってしまいましたが...
http://wpdocs.sourceforge.jp/WordPress_のインストール