初めてのOdroid C1
知人に誘われて一緒にOdroid-C1を購入しました.購入後,しばらく放置となっていましたが,今回Ubuntuをインストールして自宅サーバとして運用することにしました.
まずはUbuntuのインストールです.
流れ
- 必要な物品の用意
- Odroid向けのUbuntuをダウンロード
- MacからUbuntuをマイクロSDカードに書き込む
用意した物
- Odroid C1 本体
- 専用アダプタ
- Odroidのケース
- マイクロHDMIとHDMIの変換ケーブル
- マイクロSDカード(32GB)
- マイクロSDカードのカードリーダ(USB接続)
- PC(今回はMacbook Air)
- ディスプレイ(HDMI付,最近ではテレビでもOKですね)
- (コーヒー)
用意した物,Odoroid本体はケースに梱包済み |
Ubuntuのダウンロード
お手物とのコンピュータで,OdoroidのWikiのSoftware Release for Linux/UbuntuからUbuntuのイメージファイルをダウンロードします.本屋Ubuntuのサイトからダウンロードするのではありません.OdroidはARM系のCPUに対して本屋Ubuntuサイトは一般のPC向け,すなわちx86系を配布しています.ダウンロードしたら解凍します.
$ unxz ubuntu-14.04.1lts-lubuntu-odroid-c1-20150204.img.xzubuntu-14.04.1lts-lubuntu-odroid-c1-20150204.imgが作成されました.(ファイル名はバージョンなどによって違うと思います.)
マイクロSDカードにUbuntuの書き込み
Flashing S/W Releaseの手順に従って,マイクロSDカードにダウンロードしたUbuntuを書き込みました.このページに,マイクロSDカードを通常サイズのSDカードとしてマウントするリーダでは失敗する場合があると記載されていたため,USBのカードリーダを準備しました.(わざわざ買いました http://goo.gl/x9ufiC)
今回はMac(UNIX)であるためddコマンドから実行しました.
まず,マイクロSDカードを接続する前にターミナルのdfコマンドで現在接続されているストレージ一覧を表示します.
$ df Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on /dev/disk1 233Gi 143Gi 90Gi 62% 37436143 23542671 61% / devfs 183Ki 183Ki 0Bi 100% 633 0 100% /dev map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /home
続いて,マイクロSDカードのUSBカードリーダを接続してもう一度dfします.
$df
Filesystem 512-blocks Used Available Capacity iused ifree %iused Mounted on
/dev/disk1 487830528 298991288 188327240 62% 37437909 23540905 61% /
devfs 367 367 0 100% 636 0 100% /dev
map -hosts 0 0 0 100% 0 0 100% /net
map auto_home 0 0 0 100% 0 0 100% /home
/dev/disk2s1 61472768 4992 61467776 1% 0 0 100% /Volumes/NO NAME
差分を見て分かるとおり,マイクロSDカードが/dev/disk2s1になっています.
一旦,これをアンマウントします.
$sudo diskutil unmount /dev/disk2s1 Password:
ようやくddコマンドで書き込みます.of=の後に書き込み先を指定します. ただし,/dev/の後に続くデバイス名の先頭にrを付けて,後ろのs1などを消します. 今回は/dev/disk2s1なので,/dev/rdisk2とします. ddコマンドは誤ると,PCのデータを消してしまいかねないので慎重に実行します.(←毎回緊張します)
$sudo su # dd if=ubuntu-14.04.1lts-lubuntu-odroid-c1-20150204.img of=/dev/rdisk2 bs=1m conv=sync # sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync; sync;syncは何回も実行します. このまま実行すると進捗が表示されませんが,実行されているはずです.場合によっては時間が掛かるかもしれません.
終了するとBOOTとしてマウントされていました.
以上で,Ubuntuの書き込み(OSのインストール)は完了です.
参考
http://odroid.com/dokuwiki/doku.php?id=en:c1_release_linux_ubuntuhttp://odroid.com/dokuwiki/doku.php?id=en:odroid_flashing_tools